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迷いの窓、悟りの窓と血天井。【源光庵】 [街ブラ+寺社めぐり]

京都北部、鷹峯にある源光庵に行ってきました。
地図で見ると上賀茂神社の方が緯度は高いのですが
高度があるせいで鷹峯(地名)というと寒い地域という印象の地です。

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付近に知人が住んでいたので このあたりは何度か来たことがあるのですが
バスで行くのは初めてです。
山が近く、寒い(涼しい)せいもあってか、ずいぶん遠い(山深い)と思っていたのですが
バスの市内一律料金で行けました。
バス停名がそのもの「源光庵前」(^_^)

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バス停を降りた所から北東方面。
左下の青いのがバス停。
山の名前は分かりません(^_^;

帰りに分かったのですがこの付近はバス一方通行で
復路も同じバス停から乗りました。

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南東方面バス通り。
ずいぶん上ったの分かります?



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あっという間に着きました。

曹洞宗です。
日本で一番寺院数が多いのにおそらく京都で一番少ない寺院数。

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表門?
異様に綺麗です。

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山門。
丸窓(?)が印象的です。

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忘れちゃいけない。山門くぐる前に鐘楼と梵鐘。

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本堂。
手前の庭もなかなかです。



拝観料 400円です。

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これは悟りの窓ではありません。
本堂につながる小部屋の窓です。



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伏見桃山城の遺構であり、慶長五年(1600年)七月 徳川家康の忠臣・鳥居彦右衛門元忠一党千八百余人が石田三成の軍勢と交戦したが武運拙なく討死し残る三百八十余人が自刃して相果てたときの遺恨である。(源光庵パンフより)
血天井は供養でもあるそうです。
私も供養の意味を込めて掲載いたします。

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足形、ひと形、ほかに手形もあります。
ただし雨漏りのシミもあるようです。

伏見桃山城の血天井は他にもあるようです。


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「悟りの窓」と「迷いの窓」

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「悟りの窓」
「禅と円通」の心を表わし、円は大宇宙を表現する。(源光庵パンフより)

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「迷いの窓」
「人間の生涯を象徴し、生老病死の四苦八苦を表わしている。(源光庵パンフより)

廊下のところに長椅子があって座ってゆっくりと見ることが出来ます。

最初着いたときには学生風の若者が窓を背景にふざけて写真を撮ったりしていたので
(ブログとかYouTubeとかにアップしてるんだろうなぁ~。ある意味ショーケースに乗っかるのと同罪)
あまり気分よく過ごせていなかったのですが
居なくなってからは静かに落ち着いた時間を過ごせました。




窓および窓からの風景ばかりが注目されそうですが
庭園自体も庭好きには楽しめる風景でした。

紅葉の頃が絶景でしょうが雪も良さそうなので
積雪を期待していたのですが当日は良い天気でした。

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本堂から

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本堂からその2

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本堂と書院?の間の灯籠。

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北山を借景。



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塀に紅葉が描かれていました。

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山門内は赤土でした。
どういう意味があるのでしょう。




住職が観光客に慣れているのか
本堂を通るたびに「血天井見られましたか?」と声をかけておられるのが
なんか親近感がもてました。

なんとなく厳格ですぐ怒られるんじゃないかと勝手に想像してしまうもので、、、

拝観受付の奥さんも気さくな感じで好印象でした。




京都駅からのバス経路です。






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