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東福寺 涅槃会に行ってきた。 [街ブラ+寺社めぐり]

お釈迦様の入滅された日に合わせて3月14~16日
東福寺で涅槃会(ねはんえ)が行われている。

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普段は立ち入ることの出来ない法堂にて涅槃図の開帳と
これも普段は上がることの出来ない三門に上がれるということで行ってみた。


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三門

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普段は居るはずのない位置に人がいます。

昨日までの雨は上がって晴れ間も見えていたのですが
ものすごく寒かったです。
楼上におられる係の方も寒かったと思います。
階段が急なので注意を促すと同時に監視の役目もあると思うので
じっとしていなくてはならないのにそんなに厚着をするわけにもいかないようでした。

我々は寒ければ風を避けたり参拝をやめれば良いだけですが
係の人はそうもいかないですからね。
(意外と若くてかわいい女性だったので感情移入してしまったか(^_^)ゞ)

三門は知恩院も「京の冬の旅」で期間限定で上れたのですが
よく似ています。

ガイド説明も似た部分があったのでより理解できました。


楼上から写真を撮りたかったんですが
三門内部はもちろん外に向けての写真も禁止でした。
景色も含めて文化財(国宝)なんですね。
※知恩院三門も同じく一切撮影禁止でした。



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法堂(はっとう)も普段は立ち入ることが出来ません。
天井の『蒼龍図』は普段でも外から覗けば何となく見えますが
涅槃会の期間は真下ではっきりと見ることが出来ます。


大涅槃図も 12x6 m の大きなもので
他の涅槃図と違い「猫」が描かれています。

猫は魔性の生き物と捉えられているので普通は描かれないそうですが
どうしても書いて欲しいと猫が毎日毎日 住職であり絵師の明兆(みんちょう)のもとに通い
ついに願いがかなうことになると東福寺裏山の「絵具谷」から自ら絵具を取ってきて
その絵具で書いてもらったのだそうです。


東福寺の涅槃図の猫は有名で
あちこちで「猫」、「猫」という声が聞こえてきました(^_^)

かくいう私も自力で見つけようと思っていたけれども見つけられず
近くにおられた和尚さんに訪ねました。
そのとき上述の猫が描かれた由来も聞いてみました。




境内で写真を撮っていると
雨(雪?)が降ってきました。

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法堂の近くに茶店のようなものが出ていて そのまま通り過ぎようと思っていたのですが
目をやると「甘酒接待」となっていたので 雨宿りも兼ねて寄ることにしました。

順路としては法堂で涅槃図を見た後で三門に上ったので
体も冷え切っていました。
(甘酒接待所の写真は甘酒をいただいたあとで、雨も上がりました)

甘酒もそんなに好きじゃないと思っていたのですが
今年に入ってから知恩院さんに行ったときにも甘酒ふるまいがあって
その時いただいた時においしいものと認識しました。

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お志納として100円納めました(皆100円をご志納のようだったのでならいました)。

やはりとってもおいしかったです。
体もあったまりました。

甘酒ってこんなのだったっけ?
知っている甘酒と別物なのかなぁ。


たくわん と おかき も置いてあってどちらもおいしかったです。

暖を取るのに火鉢ってのもいいものですね。




同時にこの3日間限定で龍吟庵も公開されていました。
今回はいいかなぁ~と思いましたが
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やっぱり足が向いてしまいました。

こちらも秋に引き続き2回目ということで説明の理解度も上がりました。



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方丈庭園入口。すっかり晴れました。
方丈庭園は寄りませんでした。



涅槃図公開も三門公開も龍吟庵公開も3月16日までです。
行かれる方は逃さないように!(^_^)

法堂(涅槃図) : 拝観自由(内部撮影禁止)
三門 特別公開 : 拝観料 500円(撮影禁止)
龍吟庵 特別公開: 拝観料 500円(庭のみ撮影可)




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はなくそ。

誤字かと思いましたがはなくそ(^_^)
「花供御」
献花のお返しのあられ菓子なのですが
献花や供え物のことを『花供御(はなくご)』と言い
その音とお返しのあられの形状が似ていたことから「お釈迦様のはなくそ」と揶揄されたことから
はなくそと呼ばれるようになったそうです。

昔の話ってこういうダジャレとか汚いものにたとえた話とかよくありますよね。
多分当時の人たちはおもしろ半分で(おそらくその場限りのつもりで)言ってるだろうことが
時々くそまじめに伝わってることも多いですよね。
おもしろい。

甘酒接待所に置いてあったおかきもはなくそだったのですね。



【過去の当ブログ 東福寺記事】
約1年前→『冬の東福寺
色づきはじめの東福寺→『紅葉には早いのか。
11月の特別公開→『龍吟庵
11月の特別公開→『即宗院
11月の境内→『本堂・三門
予定記事→『東福寺 塔頭巡り』





東福寺大涅槃図ご開帳
(記事内容が変更またはリンク切れになっている可能性あります)
東福寺
涅槃会 - Wikipedia




この表紙は三門の釈迦像です。


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