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土門拳 写真展「昭和のこどもたち」展に行ってきた。 [アートと自画自賛]

知人から「チケットあるから」と誘ってもらいました。

土門拳「昭和のこどもたち」展
タカシマヤ京都店で昨日(11/10)まででした。。。

exhib_domon-ken_01.jpg



昨日はあいにくの雨でした。

2013-11-10_toji.JPG
(iPhoneで撮影)

東寺近くのバス停より。
雨は写ってませんが
雨と東寺と紅葉と
それからバス停のひさし。



バスで腹立つことあった[ちっ(怒った顔)]のですが一旦忘れて[わーい(嬉しい顔)][あせあせ(飛び散る汗)]知人と合流。

タカシマヤ京都店7階グランドホールでした。
隣の催事場では北海道展をやっており 美味しそうなものが並んでいましたが見ないようにしました(^_^)


exhib_domon-ken_02.JPG


土門拳のことは知らなかったのですが
事前に予習せずに行ってみました。

すでに1990年に他界されている方で
昭和前期から活動されていた まさしく昭和の写真家です。

仏像写真も有名のようですが こどもを題材にした写真も定評があるようです。
※復習(事後調査)もまだしていませんので詳細はwikipediaなどで。。。(^_^;



昭和10年前後の元気な子供たちの遊んでいる姿や日常の姿から始まり
見ていてほのぼのというか穏やかな気持になる作品が続きます。

昭和前期の風俗や服装など今とは違うなぁ~と
今までも話に聞いたり写真で見たりしていたのに改めて感心して見ていました。


作品が進むにつれ昭和の時代も進み
戦争期に突入します。

作品も戦争によって影響を受けたこどもたちの姿が写されています。

戦争で家族を失ったこどもたち・・・

こどもたち自ら働かなくてはならない様子・・・

物乞いしなくてはいけないこども・・・

片足を失った親に背負われているこども・・・



戦争が終わっても廃坑により虐げられた生活を送らざるをえなかったこどもたちや
戦争にかぎらず様々な理由で障害を持つことになったこどもたち。

そしてヒロシマのこどもたち。


どんどんテーマは重くなっていき
最初の方では知人と楽しく写真を見進めていたのに
途中からほとんど喋らなくなっていました。

知人いわく「撮り手の感情が伝わってきた」


児童相談所でさえも不自由な生活をせざるを得ないという写真がつづくなか
最後の写真が「眠る子」だったのがせめてもの救いでした。



昔の写真を見ると昔を思い出して懐かしんだり
実体験はなくても疑似体験したような気分になります。

楽しいこともしかりですが
辛いこと体験したくないことを知ることにより
そんな辛いことは実現しちゃいけないんだと思うことも大切なことなんだと思いました。




私は戦争を知らない世代。
そして多くの人が知らない世代になりました。
でもこれからも戦争を知る世代が生まれないことを願います。

この国もほかの国も。




土門拳記念館
([最新情報] から今回のパンフがご覧いただけます)
土門拳 - Wikipedia



時々 作品に本人のコメントも一緒に紹介されていたのですが
なかなか素敵な文章だと思っていたら文才もある人だったようです。




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